親になる意識
結婚した当初、朝も昼も夜も考えるのは仕事のこと。
仕事はとあるメーカの先行開発。
全身全霊で取り組んでいた前のプロジェクトが失敗に終わり、新たにプロジェクトを立ち上げた頃でした。
客先の食いつきは良く順調に思われた前のプロジェクトでしたが、上からの判断で突然プロジェクトが停止に。
敵は客先ではなく、社内にいました。
それが悔しくて悔しくて、次こそは絶対に製品化・事業につなげたいと、無我夢中でした。
当時私はプロジェクトリーダーでしたが、人手は新人のみ。残業しても時間が全く足りないので、家でもずっと仕事、仕事、仕事。
人手が少ない分、しんどかったけども、それでも自分が”作りあげている”という感覚がとても楽しかったです。
そんなこんなで、結婚当初、仕事に夢中だった私は「子どもはもう少し後で良いな・・・」と考えていました。
少し時がたち、意識が変わったのは、妹からの報告。
「照ちゃん、私妊娠したよ!」
嬉しかったです。同時にマジか!!と思いました。
「そうか、もう私たちは親になる年頃なのか・・・」と。
そこからは子作りを解禁。(夫よ、私の都合で振り回してごめんね)
結婚して数か月で妊娠した妹を見て、私もすぐ妊娠できるんだろうなと思っていました。